香川 治美 准教授

香川 治美 准教授

■ 研究テーマ

快適で健康的な居住空間環境デザインの為の教育と研究
環境工学と教育工学 

■ 担当科目

住居環境入門、住居数理、情報処理入門、住居設備学、
建築環境工学演習、建築環境工学実験

■ HP

https://housing.kyusan-u.ac.jp

香川研究室からのお知らせ

香川研究室について

居住環境デザインゼミナール

本ゼミナールでは,建築環境・設備工学の視点に基づいて,ICT(情報通信技術)も利活用しつつ,居住環境の構成要素をハカ(測・量・図・計)って確かめながら「快適で健康的に住むこと」について研究しています。
私たちが居る住環境,即ち居住環境のうち住居・インテリア空間を,五感を研ぎ澄ませてよく見てみると,壁,窓,天井,床,収納,熱,水分,空気,音,色,光,匂い,在室者,着衣,植栽,外界気象といった物理的要素に加え,体温,発汗,心拍,代謝といった生活者の生理的要素,そして生活者の期待や不満の気持ちという心理的要素,目に見えるものから見えないものまで,数多くの要素が組み合わさって居住環境は構成されていることに気づきます。

住まい手の住環境に対する感じ方は,その構成要素の組み合わせによって変わります。住まい手の年齢や性別,体調によっても異なり,その感じ方は多様で,時々刻々と動的に変化しています。そもそも居住環境は,そこで過ごす住まい手が主体なので,住まい手が快適で健康的に暮らせる空間が「いい居住環境」です。

ということは,「いい居住環境」をかたちづくるためには,住まい手の気持ちを第一に考慮しつつ,科学の知識を用いて,居住環境をデザインする必要があるのではないでしょうか。
その方法とは,まず住まい手を取り囲む居住環境の構成要素のうち住まい手の快適性や健康に大きく影響しそうな要素を選び調査,実測,実験したりヒアリングしたりして居住環境にひそむ課題を特定する,次に住まい手の快適性や健康に大きく影響する要素の組み合わせを数式で可視化する,そして課題に対する解決策を提案し数式を使ってシミュレートする,最後にその解決策を実装・検証して住まい手にその成果をわかりやすく伝え住まい手の評価を受ける,であり,この一連の取組を,快適で健康的な居住環境デザインと考えています。
「いい居住環境で快適で健康的に過ごしたい」という願いは世界共通です。技術発展が進み情報化が進んだ社会で,私たち一人一人が各々の日常生活にもっと興味を持ち,住リテラシーを養い,丁寧に憧れの生活を思い描けば,「いい居住環境への願い」はもっと高度化するでしょう。これから未来は,人工的な設備に加え,太陽の光や熱,風といった自然エネルギーを利活用するパッシブデザインも「いい居住環境」を構成する標準的な要素となるでしょう。当然のことながら住まい手の「住まい方」も居住環境を構成する重要な要素であり,例えば,住まい手の快適性や健康を向上させる活動を促進するアクティブデザイン1)もその一つです。

住まい手の理想の居住環境をめざす課題を,真摯かつ適切に現実的に解決し,わかりやすく説明できることが,専門家としての役割であり,腕のみせどころなのではないでしょうか。

図 居住環境デザインの考え方
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