諫見研究室の記事一覧
積み木で―日本デザイン学会教育成果集に掲載
昨年度の1年次後期科目「建築都市入門」を基盤としたKSUプロジェクト型教育として、建築都市工学部住居・インテリア学科1年生(当時)9名が、昨年11月、山口県長門市の長門おもちゃ美術館に招聘されて、同市のこどもたちを対象に指導した「積み木でライトアップのワークショップ」が、日本デザイン学会刊行の「2019年度教育成果集」に掲載されました。積み木と LED を使い、「ライトアップの良否 は光源・反射・遮蔽のバランスによる」との知見を小学生が学ぶワークショップを企画・実践したものです。掲載された成果事例のほぼ全てが、各大学の優秀な卒業研究や大学院研究の成果である中で、唯一、学部1年生のみによるプロジェクトが紹介されたことは、特筆にあたると考えます。
トランスコスモスとの産学連携でBIM講習会
住居・インテリア学科2年次科目「ビジュアルソフト演習」の一環として、1月29日と30日の2日間、本学総合情報基盤センターにおいて、トランスコスモス株式会社との産学連携により「BIM講習会」を行いました。BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピュータ上に作成した3次元の建築物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、設計、施工から維持管理までの工程で情報活用を行うものです。講師のお一人は同社社員で本学の旧工学部建築学科卒業生でもある須川 瑛さん。同じ大学の先輩として、後輩たちに実務の詳細や職業の選択について熱く講演してくださいました。受講した住居・インテリア学科2年生の前田琴音さんは、「平面図を描くだけで立面図や断面図、透視図(3D)を自動で作成でき、とても便利な技術だと思いました。これから勉強して使いこなせるようになりたいです。」と感想を述べました。