松野尾 仁美 准教授
松野尾 仁美 准教授
■ 研究テーマ
住生活学、居住ライフスタイル及び住環境福祉に関する研究
■ 担当科目
住居概論、インテリア設計実習、住宅設計実習、
住居・インテリア特論、住居学実習、インターンシップ
松野尾研究室からのお知らせ
松野尾研究室について
研究室の特徴
研究室では、「住居」を中心に据え、主に居住ライフスタイルに関連するテーマを扱っています。また、住まいが集まってできた「まち」も研究対象として捉えています。ゼミでは、こうしたスタンスのもと、間取りだけなく、法令、架構、環境を総合的に理解して住宅設計ができるよう、実践的な学びの場を設けています。
研究室の研究テーマ
*伝統的な木造建築文化に着目
日本の伝統的な木造建築文化に着目し、古民家や伝統的建造物群保存地区を研究対象としています。歴史的建造物を地域資源として活かすための課題を分析するほか、そこに住む人の暮らし方調査や古民家の実測調査も行っています。現在の住宅を考察するためにも、日本の歴史的文脈の中で培われた木造建築文化に触れるよう、土壁のワークショップ参加や文化財の修理現場の見学も行っています。
*質の高い住まいを目指して
暮らしの価値観が表れる居住ライフスタイルや居住地選好に注目し、どこに住むとどんな暮らしが実現できるかを調査しています。調査結果から、暮らしの質を高めるための要因を考察しています。住まいや住む場所の質が高まれば、毎日の暮らしが豊かになるのではないでしょうか。こうした住まいの質の高さは、住まいの中だけに留まらず、地域へと波及し、まちづくりへと繋がっていくと考えています。
*だれもが過ごしやすい住環境を
今後、高齢社会が進行し、高齢者の一人暮らしや在宅介護が増加するなかで、社会の変化に対応した住宅のあり方が問われています。そこで、高齢者や障碍者、そして誰もが過ごしやすい住環境を目指して、福祉住環境も研究テーマとしています。今年度は、卒業論文として、高齢者やリハビリ訓練患者を対象に、歩行補助具を用いた際の動作分析や手すりを把持した際の荷重分析について、4年生が取り組みました。
研究室の活動報告
*立花口プロジェクト
現在、築100年を超える古民家が建ち並ぶ新宮町立花口地区を研究フィールドとしています。空き家となった古民家を貴重なまちの資源と位置づけ、利活用方法の検討を行っています。また、竹灯籠祭りなどの地域のイベントにも参加して、まちづくり団体とも交流を深めています。