福山 秀親 教授
福山 秀親 教授
■ 研究テーマ
商業空間のインテリアデザインに関する研究
■ 担当科目
住居・インテリア設計基礎実習、オフィス・ショップ設計論、
住宅実施設計、インテリア概論、オフィス・ショップ設計実習、
住居・インテリア特論、インターンシップ
■ HP
福山研究室からのお知らせ
福山研究室について
商環境デザインゼミナール
商環境デザインゼミナールという研究室の名称です。「商環境」とは、私たちの生活を家族の関係など閉じたものとして考えるのではなく、社会や経済、ビジネスの基盤の上で生じる関係とその環境としての建築空間を意味しています。
デザイン考察対象領域は、
- 01.非生産空間(一般的には、住宅)
- 02.生産空間(オフィス・商業施設など)
- 03.プロダクトとしての家具(商品としての家具)に及びます。
現在、我々の多くは、「高度消費社会(超現代社会)」そして「高度情報社会」に移行していると考えられています。近代社会、現代社会から超現代社会・高度情報社会へと移行してる中で、私たちの暮らしにおける現象や意識、関係の変化に着目し、その環境の新しいデザインのあり方を探求して行きます。
活動の方針として、具体的な事例や案件に取り組むことを掲げています。
その事例として、古賀市水道課のオフィスの環境デザインに取り組んでいます。働き方改革や、市民サービスに対する改革に向けて公共サービス事業の環境デザインはどのような可能性があるかを模索しています。2018年12月5日に、ゼミ生を中心とした環境デザイン案を、古賀市長へプレゼンテーションを行い、現在はその環境の実施・施工に向けて研究設計を進めています。実施・施工後は、その環境の使用状況調査を行い、環境空間における設計・計画と使用状況の関係の研究へ進めていく予定です。
もう一つの事例は、福岡市の中心部に位置する川端通商店街の一角にある店舗併用住宅を宿泊施設へと用途変更する設計に取り組んでいます。
町家形式が残る該当建築だけでなく、商店街全体やその周辺を対象にデザイン・サーヴェィを実施中です。歴史的コンテクストや周辺地域のコンテクストを読み取りながら環境デザイン設計に繋げていく手法を模索しています。この案件も実施・施工を前提にしており、事業主体が外資系ファンド会社であることから、事業スキームが高度に設定されており、そのスキームと環境デザインの関係の研究として取り組んでいます。