受験生の皆さんへ
Pickup Seminar 香川ゼミ
見えないものを「ハカって」環境社会に貢献できる学び。
担当教員
香川 治美 准教授
専門分野/環境工学、教育工学
ゼミの研究テーマ/健康的な居住環境デザインの教育・研究のために居住環境をハカって確かめる
居住環境とは、住まい手を取り囲む周りの空間です。居住環境を分解すると見えてきます。下着、上衣 「被服」 壁、天井、床、窓、ドア、家具、家電 「インテリア」 給排水、厨房、通信、空調、防災、防犯 「住宅設備」 コンクリート、木材、アルミニウム、プラスチック、布、紙 「材料」 植栽、土壌 「エクステリア」 日射、風、雨、雲 「気象」 田、畑、山、川、海、都市、地球、宇宙・・・
五感を凝らせば,熱・湿気・光・音・空気,騒音や匂いにも気づきます。これらの居住環境を構成する要素のうち,住まい手の健康に大きく影響する要素を選んで組合せや制御の方法を工夫すれば,健康的な居住環境を効果的にデザインできます。工夫次第で,地域の気候風土を活かしたり,環境負荷を軽減したりするパッシブデザインも可能です。ただし五感を凝らすだけでは難しいので,科学的根拠に基づいてデザインします。科学的根拠は,居住環境をハカる(測る・量る・計る・図る)ことで明らかにできます。
Student’s Voice
より快適な「窓」を知り、リアルな住まいに貢献したい。
中川 万里子 4年/熊本県 東稜高等学校出身
私は今、窓の性能について、ガラスやサッシの組み合わせをプログラム解析しています。材質などにより熱の伝わり方も細かに変わるので、より快適な生活環境づくりに貢献できる学びです。このゼミでは分からないところも、その本質から詳しく教えてもらえるため理解しやすく、学ぶ気持ちも高まるばかり。将来はICTを使った居住環境の仕事に携わりたいと思っています。
学びのポイント
居住空間、インテリアについてICT技術を使って学べる!
実際に建物を生みだす楽しさや、地域にも貢献できる学びがあります。
大石 祐輔 4年/長崎県 大村工業高校出身
高校は建築科でしたが、住宅やインテリアを学びたくて本学科を選びました。ここでは住宅や商業施設について構造をはじめ、法規や細かな設計などを学んでいます。また製図や模型づくりのほかにも学内に実大で建築物を制作する授業や、3年のゼミでは「犬のための家」を制作するなど、リアルな建物が建つまでを学べるので面白みがあります。授業外でも実際の街の活性化プランを提案し地域の方と交流しながら進めるプロジェクトにも参加し、将来に向けて実践的な知識・技術を深めています。
取得可能資格
- 一級建築士(受験資格、要実務経験)
- 二級建築士(受験資格)
- 建築施工管理技士(1級、2級 要実務試験)
- 宅地建物取引主任者
- インテリアプランナー(要実務経験)
- インテリアコーディネーター
- カラーコーディネーター 1級、2級
- 色彩検定®
- eco検定®
- キッチンスペシャリスト
- 福祉住環境コーディネーター®
- マンション管理士
- 高等学校教諭一種(工業)
- 司書
- 学芸員
- 社会教育主事 など
業種別就職状況
主な就職先
(株)ヤマダ・エスバイエルホーム/九鉄工業(株)/セキスイハイム九州(株)/サンヨーホームズ(株)/三建
設備工業(株)/カリモク家具(株)/九州八重洲(株)/(株)アーネストワン/(株)穴吹工務店/イケア・ジャパン(株)/大和ハウス工業(株)/(株)スペース/九州旅客鉄道(株)/(株)関家具/(株)バルス